GW

今年もGWに突入しました。
僕は飛び石的に仕事をやりますが、比較的のんびりなGWになりそうです。

バブルの頃までのGWといえば、その期間は毎日仕事があって、「我々は世間の皆様が休んでいる時こそ仕事をせなあかん」というのがバンド界の普通のことでした。

この頃になると思い出すのは、伊東のハトヤで安倍里葎子さんのディナーショーをやったときに、車移動だった本人たちがGWの行楽の渋滞に巻き込まれ、どこか途中の駅に車を乗り捨て在来線を乗り継いでなんとか本番に間に合ったりといったことがありました。
また違う年だったと思いますが、橋幸夫さんが山梨県の下部温泉よりさらに奥の早川町という山の中にある小さな町で野外コンサートをやった時に、僕はキーボードを積んで一人で現場に向かったのですがこの時も中央高速が全く動かず、路肩を走ったり（これは違反ですが、もう時効ですね^^;）しながらなんとか現場に到着しました。
バス移動だった他のメンバーは、コンサートのスタートする頃にようやく八王子あたりだということで、キーボードだけで橋さんのバックを何曲かやったことがありました。
メンバーを乗せたバスが遅れて律儀にも現場にやってきた時には全て撤収された後だったということです。

そんなことが懐かしく思い出されるくらいその後の３０年あまり、GW期間は仕事が全く無くなってしまいました。世間の皆様と同じように休んでいたわけです。
最初の何年かはなんとなく気がとがめましたが、その後はもうすっかり慣れっこになってGWはお休み！と決めて、チビが小さい頃は連れて旅行などに出かけていました。
チビも今年から高校生になり、もう親と旅行に行く歳でもないのでのんびりしようと思っていたら、コロナ後のライブシーンに動きがあるようで、今年はなんとなく少し仕事をさせてもらえそうです。

そんなこんな、GWが近づけば思い出すバンドマン四方山話でした。

今年のGW、近所の石神井公園にて