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最近、聞いたもの [JAZZ]

前回、内容が少々落ち込み気味のままBlogを放置していたらもう7月も後半に突入してました。[あせあせ(飛び散る汗)]

これはあかんな、ということで今回は最近聞いて印象に残ったCDを簡単にご紹介します。

まずは図書館で借りてきたクリフォード・ブラウンの「More Study In Brown」

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ローチ・ブラウンクインテットは全てを聞いているわけではないが、演奏全体から感じるパワーに圧倒されます。
とくにローチが前面に出てくるときなどはいいですね。
それと意外にアレンジが凝っているものもあり聞き応えがあります。
ブラウンの流麗さは言うに及ばずですが、リッチー・パウエルの勢いのある演奏も聞き逃せないポイントです。
バド・パウエルの弟として記憶に残っている人も多いでしょうが、もし彼が長生きしていれば大したピアニストの一人になっていたと思うのですが・・・。

この2曲目の「Junior's Arrival」はブラウンの作曲とクレジットされていますが、全く同じ曲がゴルソンのアルバムに入っています。
こちらのタイトルは「Step Lightly」。もちろんゴルソンのオリジナルとしてクレジットされています。
録音年月日はブラウンの方が2年弱先です。
こういった例は他にもまれにありますが、どちらの作曲か興味深いところです。
この曲のメロディーはとても印象深くて、僕はブラウンの方を後で聞きましたがすぐに他でも聴いたことがあるなと思いました。

ゴルソンのこのアルバムは「Benny Golson's New York Scene」

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ジャケットも音楽も全てイカシテます。
この最近とても好きな1枚です。

話は一転してリバーサイド。
ジャズの偉大なレーベルと言えばやはりブルーノートが筆頭でしょうが、リバーサイドもジャズの歴史とリンクしている忘れてはならない重要なレーベルです。
モンク、エバンス、キャノンボール、それに彼が連れてきたウェスがジャズの歴史に輝くアルバムを残しています。

プロデューサー、オリン・キープニュースが1990年代に組んだ「The Riverside Reunion Band」がモンクやウェスの曲を演奏しています。

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モンクの曲を演奏するバリー・ハリスのアプローチがとても好きです。
ただこのアルバムでは今一つ元気が無いような印象を受けます。
一人勝ちと言っていいくらい圧倒的な演奏をしているのが、ジミー・ヒース。
素晴らしいです。
アル・ヒース、ロン・カーターのリズムセクションも良いです!

最後にリバーサイドからのピアノトリオで地味ながら予想以上に好感を持ったのがケニー・ドリューの作品!

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スティープルチェイスからの作品で食傷気味になっていたケニー・ドリューですが、ニューヨークで活躍している頃の演奏はどこから切ってもBopです。
よもすれば普通の演奏に陥りがちになる超スタンダードを3曲もやっていますが、他のBopの曲の中にあっても聞き劣りしない良い感じでやっています。
ジャケットも本人かどうかわかりませんが、ニューヨークの雰囲気が出ていて好きです。

今回は4作品、ご紹介しました。
興味を持たれたら是非聞いてみて下さい。




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