SSブログ

ありがとう!愛媛ツアー〜その2 [LIVE]

今回の愛媛では人からも街からもすごく歓迎されている気がしました。
演奏はこれまでになく気負うこともなく普段通りにやれたし、ジャズ通の人もそうでない人も僕の演奏を聞いてみたいと思った方がたくさん集まってくれたように感じました。

久しぶりの実家での気儘な一人暮らしは誰を気にすることもなく楽しかったし、食事は主にセルフのうどん屋やスーパーの惣菜ですませたので無駄遣いすることもなく過ごしました。
今回は歓喜庵の打上げでの石川先生の手料理が豪華で堪能しました。
困ったことは、どこに行くにも車になってしまうのでほとんど歩かなかったことかな。
車はいつも低料金で貸してくれる友人の車屋で軽のレンタカーを借り、西条や松山に出かけて行きました。

さて、歓喜庵の翌日24日は松山のY's Cafeで寺岡カスミさんのボーカルとピアノトリオでライブをやりました。
カスミさんとは一週間前に僕の高校時代の同窓会で帰ったときに音合わせをしましたが、本番では見違えるばかりのパフォーマンスで素敵でした。
この日は車だったので、松山に泊まらずに夜中に新居浜まで帰って来ました。

翌25日は愛媛での最終日。新居浜のJ's Craftでトリオで演奏しました。
この最近は西条でやることが多かったため新居浜でもやって欲しいという声もあり、企画したところ早々にキャンセル待ちになりました。新居浜の皆様、ありがとうございました。
小中学校から高校時代の友人までたくさん来てくれて嬉しい限りでした。

この日のセットリストはこれ↓

1st
1) Moanin'
2) Love Is a Many-Splendored Thing
3) Blue Bossa
4) Danny Boy 〜 Over The Rainbow
5) Relaxin' At Camarillo

2nd
6) That Old Feeling
7) Take Five
8) Carinhoso 〜 Triste
9) Ruby, My Dear
10) Tin Tin Deo
Enc) Hoshi no Nagareni

Takashi Ono (p)
Yuta Iwasaki (b)
Shigeo Kobayashi (d)

今回はこれまでになくスタンダード(有名曲)が多目ですが、やはりお客さんの食い付きが良いように感じました。

また今回の四箇所のライブでは、コロナ禍が終わって集まりや交流が戻って来たこと、仕事を引退して時間に余裕ができた同年輩が集まってくれたことなどで終始、和やかな雰囲気でありました。
ありがとう!愛媛ツアー!

新居浜の翌日26日は銀座で星野由美子さんのバースデイライブがあり、それが昼のライブだったので朝6時のしおかぜで東京に向かいました。
バースデイライブを夕方に終えて、自宅に戻ることなく今度は羽田空港に。
翌日の吉幾三コンサートの前乗りのため秋田に向かいました。
飛行機が30分遅れて秋田空港に着くと、なんとタクシーが一台もいません。
今は地方では流しているタクシーが少ないそうで、飛行機はほぼ満席だったのにタクシー乗り場に他に人がいないのです。みなさん予約していたんですね。
10日間の重い荷物を抱えてやっとホテルにチェックインした頃には日付が変わろうとしていました。
この日は新居浜から銀座経由、秋田まで長い一日でしたが、幸せな十日間を送らせていただきました。
皆様に感謝❣️

DO01110639.jpeg
朝早い瀬戸大橋からの瀬戸内海

nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

ありがとう!愛媛ツアー〜その1 [LIVE]

18日(土)の朝に自宅を出て、岡山〜愛媛〜銀座を経由して今、秋田にいます。
秋田のホテルでこれを書いていますが、我ながら10日間、よく頑張りました。

18日の岡山は吉幾三コンサートの仕事でしたが、終わってから岡山在住のテナー奏者の中務さんとデュオライブをやりました。
その日の岡山市内の宿がかなり高騰していたため、マリンライナーで渡った高松駅前にあるカプセルホテルに宿泊。

ここから旅が始まりましたが、翌日は駅前にある讃岐うどんの店で久しぶりに本場のうどんを堪能して松山へ移動。
松山では同じ愛媛出身のボーカリストで、今は東京で活躍するMiminaさんとデュオライブをやりました。
彼女の愛媛時代の友人はじめたくさんの人が集まってくださり満席、大盛況。
この日の演奏はとても楽しくやれて、快調なツアーの滑り出しとなりました。

翌日は松山に住む小中学校時代の友人の西原君の車で新居浜に移動して、高校時代の友人と会ったり、23日の司会の中野さんと打ち合わせをやりました。
翌21日は実家にまつわる諸々の要件を済まし、今年の5月に残念ながら急逝したドラムの久保哲也君を偲ぶ会に出ました。
久保君は愛媛に帰ると必ず一緒にやっていたドラマーで、演奏家としても指導者としても素晴らしい人でした。
偲ぶ会は、会場となったジャンドールというライブハウスのオーナーの伊藤さんが準備してくれましたが、たくさんの人が集まり久保君のことを語り合ってとても良い会でした。

翌日は両親とご先祖、早く亡くなった友人のお墓参りなどであっという間に一日が終わってしまいました。
この後、23日から続くライブの準備をしつつ、あれもこれもと思っていたことの半分も出来ず故郷での3日間の休みが終わってしまいました。

23日は今回のツアーのきっかけとなった西条市にある歓喜庵別館ホールでのライブです。
ここでのライブはこの2年間で実に4回目、主催の石川智久先生が半年に一度呼んでくださってます。
この日は昼から先生の専門職であるシンポジウムが行われ、夕方からジャズライブという豪華二本立てでした。

4回のうち最初の2回は元気だった久保君が出演してくれました。
それで、ライブの前半は久保哲也追悼ライブをやりました。
湿っぽくするのを避けたかったので、後半は少し長めに演奏しました。
この日のライブには、愛媛時代に久保君の弟子で今は東京で活躍するドラムの丹寧臣君に来てもらいました。
おかげで熱い演奏になり、終盤の「Tin Tin Deo」あたりから異常に盛り上がりました。

この日のセットリストです。

1st
1) Moanin'
2) Take Five
3) Poinciana
4) Mona Lisa
5) Carinhoso

2nd
6) That Old Feeling
7) Blue Bossa
8) Ruby, My Dear
9) How High The Moon
10) You'd Be So Nice To Come Home To
11) Body And Soul
12) Quizas,Quizas,Quizas
13) Tin Tin Deo
Enc) Love Is a Many-Splendored Thing
Amazing Grace

Takashi Ono (p)
Yuta Iwasaki (b)
Yasuo Tan (d)
Kazumi Ikenomoto (vo)(4 & 9〜12)


長くなって来たので続きはその2に書きます。
To be continued.

DO01110497.jpeg
歓喜庵の紅葉。今年はそれほど紅葉してないそうですが、それでもこんなです。

nice!(4)  コメント(3) 
共通テーマ:音楽

231107@サニーサイド [LIVE]

僕は普段はボーカリストとの仕事が多いのですが、ひと月に1回はインストでのリーダーライブをやっています。
それらのスケジュールはたくさんのボーカルライブの中に埋もれてますが、錦糸町アーリーバードではピアノトリオで、銀座シグナスではクインテットなどで、それと高田馬場サニーサイドではピアノトリオ+1ということでフロントにゲストを招いてカルテットでやっています。

といっても、サニーサイドでのカルテットはまだ二度目。
7月に若手トロンボーン西村健司君を招いてやったのが最初でした。
今回のゲストはテナーサックスの高橋康廣さん。
9月の田井中福司さんとのライブでも一緒だったし、もう長くお付き合いさせていただいてます。
そして、今回のお客様の中に9月のライブを聞いて高橋さんをまた聞きたいと言って来てくれた方もいました。
こういう反応はなんか嬉しいものです。

さて、今回も偏った選曲でしたが、ジャズ愛好家には喜んでいただけるような曲が多いと思います。
ということで、セットリストを載せておきます。

その前に、直前のご案内にも関わらず集まってくださった皆様には感謝申し上げます。
今回は女性率80%でした。
次回は2月の予定です。
男性の皆さまも是非いらして下さい。

1st
1) A Night At Tony's (Gigi Gryce)
2) Tour De Force (Dizzy Gillespie)
3) Isfahan (Billy Strayhorn)
4) Ceora (Lee Morgan)
5) Star Eyes

2nd
1) That Old Feeling
2) Paradox (Sonny Rollins)
3) In A Sentimental Mood (Duke Ellington)
4) Flossie Lou (Tadd Dameron)
5) Cherokee
Enc) Billie's Bounce

Yasuhiro Takahashi (ts)
Takashi Ono (p)
Yukihiro Takao (b)
Masanori Ando (d)


IMG_3602.jpg
photo by Kaho Kimura

nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

中近東文化センターロビーコンサート [LIVE]

ようやく秋めいてきた先週の土曜日、三鷹にある中近東文化センターで演奏してきました。
中近東文化センターは武蔵境駅からバスに乗り換えて行くような三鷹市の奥まったところにあり、隣にはICUやルーテル学院大学があります。

4年前のコロナ禍の真っ只中、コロナ禍で閉館して来場者のなくなったセンターに音楽のイベントをやって三鷹市民の皆様に来ていただき中近東文化センターを知っていただこう、というのが当初の目的であったと覚えています。
三鷹市政だよりで参加希望者を募り、4年前は30名限定だったのが今年は70名の方々に来ていただきました。
三鷹市長も毎回足を運んでくださり、小さいコンサートながらも市の大切なイベントの一つなのだと感じております。

いつもは僕に声がけくださった加藤弘之さんのサックスとデュオで演奏するのですが、今年は生憎、加藤さんが体調を崩されたため宮野裕司さんが代わって演奏して下さいました。
加藤さんの復帰を祈りつつ、またいつもお世話くださる金子直美さんはじめセンターの皆様、今回も静かながらも熱心に集中して我々の演奏を聞いてくださった参加者の皆様に感謝申し上げます。

今回は予めセットリストを作って演奏に臨んだため、残しておきたいと思います。

1) 'Tis Autumn
2) Autumn Leaves
3) Carinhoso
4) Falando De Amor
5) Isfahan
6) Misty
7) Get Out Of Town
8) Pannonica
9) Take Five
10) I Love You
11) Autumn Nocturne


L1010398.jpeg
ハンムラビ法典のレプリカ<2020年11月撮影>

nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽

230909@シグナス Hardbop Quintet Featuring FukushiTainaka [LIVE]

昨日、年に一度のフクさんとのライブを終えて、ホッとしています。
40代後半からジャズライブを始めた僕にとってはフクさんとのライブは個人的にビッグイベント。
なのでこれが一年の締めであり、また新しい一年に向かう新年のようなものです。
このライブを準備をしている時は心配事やストレスが多過ぎていつももう今回で最後にしようと思うのですが、終わってみるとまた一年頑張って一緒にやってもらいたいなと思ってしまいます。
そうやって気がつけばもう10数年続いてきました。

お陰様で昨日も盛会になりました。
フクさんとのライブで編成がクインテットになるのは今回が初めてでしたが、日本を代表するトランペッターの岡崎好朗さんに加わってもらいました。
いつものメンバーに彼が加わってくれたことで一層締まったライブになったと思います。

フクさんのCherokeeでの圧巻のソロは何度聞いても言葉に尽くせません。
会場にいるすべての人が固唾を呑んでそのパフォーマンスに注目していました。

さあ、また一年頑張ります。

1st
1) Tour De Force (Dizzy Gillespie)
2) Blue Bossa (Kenny Dorham)
3) If You Could See Me Now (Tadd Dameron)
4) Flossie Lou (Tadd Dameron)
5) Hi-Fly (Randy Weston)

2nd
1) A Night At Tony's (Gigi Gryce)
2) Body And Soul
3) Totem Pole (Lee Morgan)
4) Step Lightly (Benny Golson)
5) Cherokee
Enc) Now's The Time

Fukushi Tainaka (d)
Yoshiro Okazaki (tp)
Yasuhiro Takahashi (ts)
Takashi Ono (p)
Yukihiro Takao (b)

IMG_3413.JPG



nice!(4)  コメント(2) 
共通テーマ:音楽