令和２年５月

今年に入ってから驚くことばかりが続く。
地球上のほとんどの人が同じようにこんなことを経験するのは初めてだということばかりだと思うが、一昨日の黒川検事長の賭け麻雀から辞任のニュースには驚いた。
コロナ禍で、政府の施策への不満は日常的な感覚になってきたが、権力の中枢からこんな事件が出てくるなんて想像を超えた小説か映画みたいだ。

さらに、僕は稲田検事総長や黒川氏と同学年なんだということを知ってこれもショックだった。
昔のことは実際よりも良いように思い出されるかもしれないが、それでも今の日本のいろんな局面での凋落を感じているとすれば、我々と少し上の世代が日本をダメにしたのだろうなと思う。
申し訳ないような情けないような気持ちになる。

僕は１９８１年に上京して直ぐにミュージシャンとしての仕事を始めたけれど、食っていくだけの仕事であれば当時はそれほど苦労しなくても得られた。
それが良いか悪いかは別として、今はそんな簡単に仕事が得られないので若いミュージシャンのレベルは高い。
内的、外的な変化はこれからもずっと続くであろうから、どんな世代であっても生きている限りはこれからもそれに対応していかなければならないだろう。

この自粛の二ヶ月間にはいろいろ考えることもあったけど、仕事をしない日々がこんなに続くことが不思議だった。
どうして良いのか解らない日々から、徐々に現状を受け入れて少しずつ練習が出来るようになったけど、やはり人様に聞いていただける演奏の現場に早く戻りたい。

散歩に出かけると目に入る宅配の配達員やスーパーで働く人、直接目にすることはないけど医療の現場で働く人などに対して感謝するとともに、なんとなく後ろめたさも感じました。
自分なりのけじめで、一昨日頭を丸めました。
中学時代の３年間は丸坊主が規則だったので、それ以来５０年ぶり。
僕は頭の形が良くなくて上に行くほど細くなっているので、丸坊主の頃「どんぐり」というあだ名で呼ばれてました。
多感な時期だったのでそのあだ名がとても嫌だったのを思い出して、かみさんとチビにその話をしたらとてもうけました。

そんなこんなで、最後はまとまらない話になってしまいましたが、自粛生活をもう一踏ん張り頑張って、来月からは少しずつ現場に戻れることを切に願っております。


谷原のガスタンク＠散歩中

コメント 2

賭け麻雀で辞職でも高額の退職金(公務員の今後の自分たちを守る為なのか処分が甘い)、今回のコロナ問題でも給与が減ることは無い議員さん達、一般の人の収入が減ってる事なんて気にしているフリしてるだけなんですからね〜〜、困ったもんですよ。　(-_-;)。
by himanaoyaji (2020-05-23 07:34) 

ほんと、そうですよね。
民間だったら今回のような事態だとまずは出ないボーナスまでもらうんですから。
自民党はもとより、野党議員だって返すって言った人はいないんじゃないですか。
与党、野党といったところで同じなんですね。
奥ではつながっていて、国会ではプロレスのショウみたいなのをやっているんでしょうね。（怒）
by taka-ono (2020-05-24 00:17)